顔も声も知らぬがよくメッセージを交わす人がいる、K氏だ、今日の夕方も20分ほどやりとりをしただろうか。
K氏はつい先日五十路の大台に乗ったらしい、詳しい誕生日は知らぬがおめでとうと送ると大台に乗った途端に老けて見えるようになったと溜息なフェイスマーク混じりで返ってきた。
そりゃあ五十路ともなれば誰しも歳なりに老けるので見た目も変化するのは仕方がない、数年分の先輩である私はすぐに慣れるからと送るとSK2を買わなきゃと笑顔マーク入り付きで言うのだった。
そんな年齢の話の中でK氏の友人には年齢を16歳鯖読みしている人がいるらしい、実年齢は51歳だが皆には35歳だと言い、そして実際にそう見えるので誰も疑わないのだとか。
K氏でさえその友人が51歳であることを知ったのはつい最近だという、そのきっかけはK氏が相手の部屋に遊びに行った時にマイナンバーの話題が出て、まだカードの申請をしていないK氏はマイナンバーカードとはどんなものだろうと言ったところ「特にどうってことない地味なカードですよ」と見せてくれたのだが、知っている人も多いだろうがそこには本当に小さく生年月日が書かれているので51歳がバレてしまったのだという。
その友人はうっかりしていたのだろう。
それにしても16歳の鯖読みが通用するのは凄いことである、私は以前に10歳の鯖読みをする日焼けで肌が光老化を起こした地元の御仁(2017年5月24日のブログ)のことを書いたのだが、その人が周りからは歳相応か少し上だと見られていながら自身は願望混じりの思い込みから鯖読みをしているのに対し、K氏の友人の場合は実年齢のほうがおかしいのではと思われるような若さだというではないか。
人の老け方は一律ではない、その差がどこから来るのかと言えば・・・うーん、なんだろう、私には分からない、ただ、ストレスや食い物、睡眠などありとあらゆる面からの影響だとは思う。
見た目35歳で実年齢51歳の男か、一度見てみたいものである。