2018年3月18日日曜日

男の脱毛

半袖の季節が迫ったからであろうか、よく見に行くサイトのバナー広告に男性向けの脱毛エステの広告が登場していた、今からだと余裕で夏に間に合いますよという意味合いのキャッチコピーで毛深さに悩む世の男の心を掴もうという狙いなのだろう。

昔はムダ毛の処理と言えば女性限定のものだった、脇や腕、脚など薄着の季節になると周りの目が気になる部分の脱毛は各種グッズの市場を形成するまでに至った、それが時代の変遷と共に男性にも及ぶようになり、最初は剃っても剃っても青々とした髭跡が残る顔の脱毛から始まり手の甲や脛といった別部位に広がり、そしてとうとう腹やその下の毛にまでがその対象となったのだ。

こうなると市場規模の大きさで比べると女性向けのそれよりは小さいが、内容については大差なくなってきている、規模の大きさも次第に差は小さくなるだろう。

「男なんざ体毛あってのものだ」、「そんなもの気にしなくていい」・・・たぶん昭和生まれの感覚だとそうなるだろう、私もそう思ってしまう、だが、それよりももっと若い世代だと違ってくるはずだ、青々とした髭の剃り跡が男臭さであり魅力だと捉える人たちに混じって爽やかさの欠如や不潔ささえ感じる人たちもそれなりにいるのだろう。

ちなみに私は汚れてなければ体毛はあったほうが魅力的だと思う側だ、男が好きな男として言わせてもらうなら髭や体毛は男性ならではの特徴なのであって当然だし個性であり魅力のひとつとして見ているのだ。

逆に、カエルのようにツルツルであっても嫌ではない、それはそれで良いと思う、つまりは清潔でその人に似合っていればどちらでも構わないのである。

そこで男性向けの脱毛を考えてみると、たぶんそれなりに高価だろうし、施術1回で未来永劫すっきりというわけでもなかろう、スベスベを維持したくばシーズン毎に施術を繰り返すことになるのではないか、だとすると通算の費用も相当な額となるに違いない。

私の感覚では脱毛に使う費用など勿体無くて仕方がない、だが、世の中ムダ毛に悩んでいる人もいるのだろう、もちろんそういう人にとっては大変有意義なものだと思う。

だが、そのムダ毛、試しに魅力の内に変えてしまうという方法もある、男性ホルモンたっぷりなアピールのひとつにしてしまうのだ、まあ、その効果は熊好きな人にはあっても体毛嫌いの人には通用しないのだけれど。

それにしてもエステの脱毛方法とは電気やレーザーを使うのが一般的なのだろうか、どれもそこそこ痛そうである、その痛みと費用の高さを乗り越えてまでもスベスベになろうという覚悟は男女を問わず大したものだと思う。