2017年3月5日日曜日

予防接種に思う


インフルエンザマップを見ると警報の最も高いレベルである真っ赤な地域はほとんど変化ないようではあるが患者報告数そのものは減っていて、ピーク時からの減少傾向は続いている。

先日の姉も風邪気味なので休日診療も実施している病院で診てもらったらインフルエンザだった(2017年2月17日のブログ)、姉は昨年の晩秋から初冬にかけて2度の予防接種を受けていたのだが。

2度の接種で8,000円弱、姉は高いくせに効かなかったと不満気だった、まあ、効果が完全ではないことは承知の上なのだけれど、それに、姉は予防接種を受けているからと安心しきって人混みを避けず、また、うっかり手洗いが不完全だったこともあったのではないだろうか。

インフルエンザワクチンの予防接種については効果を疑問視する声が確かにある、ウイルスの全ての型に適合するわけではないからで、それだけウイルスの変化も多いということなのだろう。

姉の場合は飲み薬ではなく吸入薬を処方された、リレンザである、「こんなのどうやって使うの?」と使い方のわからぬ姉に病院でいきなり指導を受けながら1回目の吸入をさせられ、その緊張からインフルエンザによる体の不快感など吹き飛んでしまったと後日笑って話してくれた。

姉の場合、インフルエンザの症状が治まったのはわずか3日後のことだった、それでも指示通りの日数は薬も続けて療養していたのだが、軽くて済んだのは予防接種のお陰なのか、早い内のリレンザがよく効いたのかはわからない。

さて、今から言うには早すぎるが姉は今年の晩秋の予防接種はどうするのだろう、今は受けても罹るのなら費用が勿体無いので受けないという口ぶりではあるが、100%の効果はなくとも50%でも期待できるのなら受けておいたほうがいいのではないかと私は思う、重症化のリスクは抑えられるはずだろう。

私自身は以前に書いた通り過去の予防接種で発熱した経験があるので受けられない(2015年10月18日のブログ)、そんな私から見れば受けられる人はいいなと羨ましいのだ。

サラリーマンだろうが自営だろうがたった5最低日間の療養だけでも確保するのに難儀する、自分が休むことによって周りの人の仕事が増えるだろうし、自営ならば誰にも託せず完全に穴を開けてしまうことにもなりかねない、おおごとである。

なので完全な効果は期待できず費用は8,000円弱と安くもないが、インフルエンザに対し1シーズンだけにしろ少しだけ強くなれるのなら受けておいたほうがいいなと思う。