2017年3月23日木曜日

アンフォローする自由

Twitterで名指しの上で毒づく人がいた、フォロワーさんからアンフォロー(フォロー解除)されたのだ、ある日フォローされたが自分からは返すこともなく放置していたら数日経った今日になってアンフォローされているのに気がついたという。

「フォローを返さなかったからと言ってリムーブするなど心が狭い」(リムーブ=アンフォロー)というのが言い分である、そうだろうか、私はそうは思わない。

一時にせよフォローされた理由は様々だと思う、憧れや親しみを抱く相手だったり、ツイートの内容が面白かったり、もしかしたらアイコンが気に入ったからという理由だってあるかもしれない、その一方でアンフォローする理由も様々、憧れや親しみが冷めてしまったり、ツイートの内容が不快になったり、アイコンにも飽きてしまったり等々。

そもそも、フォローはする側の自由であり、ツイートの内容を非公開にしている人にとってはそのリクエストを認めるも拒むもまた自由、さらにはお互い相手をアンフォローするのだって自由なのだ、今回アンフォローしてきた人はその人に与えられた権利と機能を使ったにすぎない、それについて「心が狭い」などと言うのは単にアンフォローされたのが気に食わないだけの悪口なのだと思う。

そこで私は「フォローを返すまでもなく放置していた相手ならアンフォローされても痛くも痒くもなかろう」とリプライすると「そんな問題じゃないのです」と返ってきた、いや、そんな程度のことなのだ。

私もフォロワーさんが減っている時がある、存在はしているがフォロワーさんでなくなったのでアンフォローかブロックなのだろう、だが全く気にならない、その元フォロワーさんの自由だからである。

似たようなことはTwitterだけではない、出会い系のアプリでもそうだ、いや、私見ながらむしろそういったアプリのほうがフォローした/されないの感情論は目立っていると感じる。

Twitterのようにフォローと同等の機能で相手にアクションを起こしても、反応が薄いのでアンフォローした時に「なんだあいつは」と不満を漏らす人はそれなりにいるのだ、フォロワーの数が自身の人気度のステータスにもなっているからだろう、だが、出会い系アプリなど反応あってのものなのに、それが薄ければ諦めてさっさと次を探すのは合理的なことだと私は思う、こちらからのアクションに反応しない人に固執しても仕方がないではないか、固執されたほうも迷惑するだろうし、する側も時間と手間が無駄になる、特にフォロー数に上限がありアンフォローによってフォロー数を回復できるというシステムではなおのことである。

SNSにしろ出会い系アプリにしろ皆が全てフォローされたのが嬉しくてフォローで返す繋がりばかりではない、気が乗らなければフォローを返さないので相手は片思いのまま終わる、フォローを返すも返さないも自由だし、片思いに見切りをつけてアンフォローするのもまた自由。

アンフォローなど気にすることなく、相手の自由であることを理解し、毒づくことなくただ傍観していればよいのではないか。