2017年3月4日土曜日
梅と4人組と5人組
すっかり散ってしまう前にと友人たちとの4人で正午過ぎに福岡城址の梅を見に行った、前回1人で来た時(2017年2月24日のブログ)よりもずっと人が多かったのは快晴で風も弱く暖かかったせいだと思う、子連れの団体さんもいた。
梅の花はあちこちで散ってはいるが枝にもまだそれなりに残っていた、桜と入れ替わりなのだろう、福岡の桜の開花は2週間後あたりらしいが、意外と桜の開花は隣り合っていても一律ではないので場所によってはもう少し早いかもしれない。
昼メシは皆と一緒にあまり美味しくない大名の某店で食ってきたので梅の花を見ながらの弁当というのはない、各自好きな飲み物を手にしているだけであった、日の当たる場所が暖かいし、腹もいっぱいだし、座っていると眠くなってしまった、眠気覚ましでゆっくり歩いたところで福岡タワーを1枚パチリ、PM2.5の影響もなく見通しが良い。
私はいつもこの場所に来ると同じように福岡タワーを撮ってしまう、遠くにぼんやりとではなくはっきりと見えるとついつい撮ってしまうのだ、我ながらワンパターンだな思う。
トイレに行った友人を残り3人で待っていると前方から男だけの5人組が歩いてきた、なぜだか私たちと同じゲイの集まりなのがすぐにわかる、髭で坊主でメガネの人がいるせいなのか、いやいや、皆がそういう風貌ではなかったがピンと来るのだ、手に透けたレジ袋を2つ提げている、ペットボトルのお茶と大きめのタッパの中におかずが見えているので昼メシの弁当と飲み物なのはすぐわかった。
ハンカチで手を拭きながらトイレから戻ってきた友人が「ああ!」と5人組を見て笑いながら声と右手を上げた、5人のうちの髭で坊主でメガネではない別の人と飲み仲間なのだと言う、こちらとあちらで初対面の人ばかりなのでお互い軽く挨拶、あちらさんも私たちを見て「あー、お仲間さんだろうな」と思ったらしい、そうだろう、やはりピンと来るものだ。
しばし歓談。
訊けば昼メシには赤飯を持ってきたと言う、何か祝い事かと思ったら、その5人の中の1人が札幌出身で甘納豆で作る赤飯をこちらの人は誰も食べたことがないというのでわざわざ炊いたらしい、私も話には聞いたことはあるのだがまだ食べたことはない。
甘納豆は菓子売り場のものを使う人もいるけれど、今日のその人はそれとはちょっと違って赤飯用のを使ったらしい、ほほう。
折角なので私のデジカメを手渡し、梅の花の前で私たち4人が並んだところの記念撮影をお願いした。
腹が減っているところを長く引き止めておくのも申し訳ないし、せっかく持参した昼メシも悪くなっては大変なので5人とはそこで別れて私たちは裁判所の前あたりで解散した、その後、私は徒歩で天神へ行ってあちこち徘徊、そのまま明治通りを通って家まで歩いて帰ってきた、相当歩いたのだがこんな日に限って歩数計を準備していないので歩数は分からず。
それにしても暖かい、上着を脱ぐのはもちろんだが歩いていると暑くて袖をめくり上げた、腕の回りを抜ける風が涼しくて心地よかった。
明日も晴れで、月曜は早朝の暗いうちに雨が降るというが、ほんの数時間で長くは続かないらしい。