2017年2月1日水曜日

「アホ」と「バカ」

画像でしかお互いの顔を知らぬのに、アプリでの無料通話は誰よりも多い大阪の知人がいる、特に急ぎの用があるわけではない、仕事の時間が同じような時間帯で昼過ぎから暇を持て余すことも多いのでゴロゴロと寝転がりながらの無駄話が多い。

逆に、夕方からは晩メシだ、風呂だ、好きな動画だ、時には食事会や飲み会だとのんびりと話ができなかったりする。

その知人が今日、以前と同じミスで会社の上司に「お前はアホや」と叱られたと言う、そこで福岡にはアホという言葉はないだろうけどその言葉には愛があるので落ち込むこともなかったと言っていた。

確かに、福岡ではアホという言葉は使わないが「あんぽす」とは言う、それを聞いた知人は笑っていた、そんな言葉聞いたことがないらしい、そう、「あんぽんたん」なら知っている人もまだいるだろうけれど、あんぽすを知っているか使う人はそういない。

ただ、あんぽすも丸っきりアホと同等な意味かといえば微妙に違う、多分に「バカ」のニュアンスが混じっている、だが、「バカ」そのものよりはまだ丸いのだ、知人はバカはきついがアホには愛を感じるという、なるほど、それが知人なりの感覚なのだろう、大阪ではアホとバカは全く別物だと断言していた、そのせいで人に向かって言う時はアホよりもバカのほうが荒れることは多いという。

うん、それは理解できる。

福岡でもあんぽすとバカは別物なのだが、先に書いた通りアホよりはバカ寄りだと思う、なので「このバカものめ!」と罵る時には「こんあんぽすが!」とそのまま使えもする、使い分けははっきりしない、これはその場で決まるのだ。

ちなみに、私が叱られる時はほとんどがバカで、祖父だけがあんぽすだったのだ。

では、アホとあんぽす、なんだか似ている気はする、全国的にはどうなのかは知らぬが、福岡と大阪では似ているものは東京などと比べると多いのだろうと思う、そういえば「おおきに」という言葉、意外に思われるかもしれないが福岡の博多部では使われていた、今ではどうだろう、子供の頃にしか聞いたことはないが。

それにしてもアホだと叱られた知人のミスとは何だったのか、肝心な部分を聞くのを忘れた。