2017年2月6日月曜日

思わず遠ざかりたくなる性能

デジカメそのものはもちろんのこと、スマホやビデオカメラの機能のひとつでもある静止画撮影、今では誰でも当たり前のように使っているし楽しんでいる、私が最初に買ったデジカメはキヤノン製の35万画素のもの、名前は「PowerShot350」という機種、十数回に一度は画像が上から半分までしか撮れないという謎の不具合があったことと、高かったというのは覚えている。

今日はよく晴れていて某所へ梅を撮りに行くから時間があったら出てこないかと友人に誘われた、仕事が終わってからでも余裕で行ける場所だったので誘いに応じて行ってみると花はまだ少なかったが他にもスマホをかざして撮っている人たちや子供を連れた女性などがいて気分は春そのもの。

友人の持って来たカメラがゴツいのでどこのメーカーのものだと訊けばニコンだと答える、D5500という機種らしい、ためしに持ってみると・・・重たい、なんだこれは。

適当に場所を変えながら梅の花を撮っていたのだが、記念に撮らせてというので花とおじさんの組み合わせで1枚撮ってくれた、その後、友人宅のプリンターでカラー印刷してもらったのだが、なんと、そこそこ離れているというのに接写したものを貼りあわせたのかと思うほど細かい部分まで写っているのだ、私より後ろの風景はぼんやりとした(させた?)ものだったが仰天の細やかさなのだ。

毛穴や仕事の疲れさえ写し出されてしまいそうで思わず遠ざかりたくなる性能、まさにそこに尽きる。

「それ、花の花粉まで写せそう」と冗談で言うと余裕で写せるよと真顔で言われた。

オプションのレンズも持っているという、それを使って休みが取れれば桜の季節に富士山を撮りに行きたいらしい、ううむ、冗談でなく登山者の顔まで写ってしまうのではないか。

友人はちゃんと使いこなしてくれるのでカメラも喜んでいるのではないか、私はせいぜい昼か夜かを考えてモードを変えてシャッターボタンを押すのが精一杯なのでコンデジやスマホで充分である、というよりそれ以上は無理だ。

「どこかで幽霊が撮れたら真っ先に連絡するから」と言ってくれたのだが、・・・いや、それは遠慮するけれど。