2017年2月26日日曜日

無臭に越したことはない

某飲み屋のクリスマスパーティーで知り合って付き合い始めた男は顔や体型は好みだし着るもののセンスも良くて優しいが染み付くほどタバコ臭いのが残念だとポロリと口にしたのはキャナリシティでを一緒に食った友人だった、今日はバイキング形式の店に行ったのだがピザもパスタも油っ気が多いのでそれほど入らなかった、週に2日通うだけで激太りしそうな感じだ。

若い頃なら油脂たっぷりなものも平気だったろう、この歳だと胸焼けしそうだ。

腹いっぱいになって店を出ると着衣にほんのりの匂いが残っている、バジルっぽくもあり、油煙りのようでもある、そのタバコ臭い彼氏がこんな感じで匂うのだなと訊くともっとはっきりと臭いらしい、食い物よりもタバコの匂いのほうが鼻につくせいだろう。

匂いがきつい人が好きだという人は少数派だと思う、私もそうだ、男の場合ゲイとストレートでその点の厳しさに差異があるのかはよくわからないが、もしかしらた私を含めたゲイのほうが匂いには敏感かもしれないなとは思う、とにかく私は匂いがきつい人は苦手だ。

タバコの匂いも時折ふわりと漂うくらいならどうということはないのだが、ネズミの忌避剤代わりになりそうなほど臭い人がいるとするなら嫌だ、他は風呂に入るのを怠けているせいか髪が臭ったり、加齢臭が漂ってきたり、洗濯をせずにいて着ているものが変な匂いだったりというのはもっと嫌である。

まあ、私の知り合いの中では今はいないけれど(2016年3月31日のブログ)。

中には酒で箍が外れた飲み屋のゴールデンタイムで聞いた「お互いシャワーを浴びてエッチしようとしたらアソコが臭いままだった」などという他所の体験談もある、「シャワーを浴びた時になぜ洗わないのかね?」と笑う人の中には「ヘソが臭い人はいた」と返す人もいて笑い話で終わったが、実際にその場となると口臭などもそうだが100年の恋ではないけれど冷めて萎えてしまうだろうなと思う。

だが、その一方で足や脇などの匂いフェチという人もいるからこの世は面白い。

さて、タバコ臭い彼氏に悩む友人は車用の消臭剤を買ってエアコンの吹き出し口に取り付けたという、送風でたちまち車内はその消臭剤の香りが充満し、タバコ臭さよりも鼻にきつくてやめてくれとお願いされたらしい、無香料のものを買えばよかったと言っていた、そう、良い香りとされる匂いも過剰になれば臭い、香水やコロン、こういった消臭剤のようなものも。

洗濯洗剤の香り(2016年1月11日のブログ)や甥っ子の場合(2016年4月30日のブログ)などもそうだった。

臭い側が好みでないのなら、無臭に近いまま留まっているのがベストなのだと思う。