2017年1月2日月曜日

深夜の初詣

いつもと違う時間帯に寝てしまうといつも寝ている時間帯に目が冴えてしまう、正月休みの今日がまさにそれで仕事が早朝出の時ならばぐっすりと眠っているはずの午前2時に眠気などまったく感じず連泊2日目の友人と部屋でゴロゴロしていた。

だがそればかりでは体も鈍る、少しは動かねばとお互い考えて丑三つ時の初詣に出掛けた・・・とは言っても歩いて数分なので境内をうろうろしたとてたいした運動量にはならないが。

「元日でもないし、こんな時間なのでお参りも楽だろう」と友人は言った、いやいや、2日目ならまだ深夜とてひとはそれなりにいるのだ。

行ってみると昼間ほどの列ではないにしろそこそこの人が並んでいた、お守りを買い求める人もたくさんいた、時間が時間なので閉まっている露店ばかりだが灯りに誘われて参拝客が参道へと繰り出していた。

私はスマホを手に境内の中をうろうろ、どこから撮ろうかと場所を探していたのだった、友人は列に10分ほど並んでお参りを済ませた、私はまた別の日の昼にでもあらためてお参りをする。

露店の周りにもゴミは少なく、酔って騒ぐ人たちもいなかった、一頃はこの時とばかりにタバコをふかして酒を飲む未成年っぽい人たちが目立っていたのだが今日はいなかったようで。

最近、近所でよく見掛ける南アジアの人たちが集団で来ていた、10人くらいはいただろうか、中にはいつも行くディスカウントストアのレジで働いている人もいた、境内脇の手水舎で手を洗う人たちを興味深げに眺めていて、その集団の1人がマネをした、続いてもう1人がマネをしたのだが柄杓の水を飲み始めたところで年配の女性から身振り手振りで「飲むのじゃないの」と止められて清め方を教えてもらっていた、左手をすすぎ、右手をすすぎ、左手に水を受けて口に含んですすぎ、再度左手と柄杓そのものをさっと流して終わり・・・という一連の流れのことである。

風はなかったがそこそこ冷えこんだ夜で、歩いているうちにすっかり体も温まって寒さは感じなくなっていた、特に用はないけれど深夜に近所を散歩することなどあまりないので途中に寄ったコンビニを折り返し地点にし30分ほどを友人と歩いてきた。

部屋に戻ればコンビニで買ったフライドチキンと値引き品の果物で小腹を満たした、それにしてもよく食う2人である。