2016年10月11日火曜日

歩道を走る車

早朝に仕事へ向かう途中のこと、いつも通る道沿い前方の車道上にパトカーが停まっているのが見えた、その隣は時々利用する24時間営業のスーパー、万引きか酔っ払いが入店するなどのトラブルだろうかと思っていたのだが、よく見ると店の入口付近の歩道上には1台の車が停まっていて問題はそれだった。

車は悪びれることなく堂々と歩道の真ん中に停めてあり、人や自転車が通るには両側のゆとりがやや狭い、その車の傍には警官2人とレジ袋を手に提げた作業服を着た男、しかもその男は大声で警官に抗議しているのだ。

「何分もじゃないだろ!」、前後の話は知らぬがこの部分だけでも男が買い物をする間ちょっと停めていただけだと逆ギレしているのが分かる、その声があまりにも大きいので間近でなくてもこちらには聞こえた。

私の進行方向での出来事なので歩くにつれその現場との距離は徐々に縮まる。

警官はその現場からすぐ先にある交差点を指差して何かを訊いていた、それに対し男は威張って「あっちから!」とまさに私がいる方角=車の手前を指差した。

たぶん、歩道と車道はガードで隔てられているのでどこから歩道上に入って来たのかを確認していたのだろう、警官は現場のすぐ先にある交差点からバックで進入してきたのだと判断したのではないか、そして男は「あっちから!」と答えた・・・という展開のような気がする、たぶん間違ってはいない。

ということは・・・、ガードの途切れている一段と暗い30mほど手前から歩道上を走ってきたということになる、交差点からバックで入って来ようが、ガードの途切れ目から入って来ようが、何れにせよ歩道を走る車である、なんとまあ、危険極まりない。

私がその現場を通り過ぎる時には警官の声が大きくなっていた、叱られて当然である。

その後の展開は容易く予想できるが、私は仕事に行かねばならぬので1度振り返ったきりで成り行きは見ていない。

誰しも少しくらいならいいかとつい自分に甘くしたく時はあるけれど、明らかな違法行為にそういった「これくらいなら大丈夫」という甘えは許されない、歩道を通行中に同じ歩道を走って来た車と接触事故など起きようものならとんでもないことである。

世の中そういったまさかの出来事もあり得るので、早朝や深夜に徒歩なり自転車で移動する機会の多い私はボーッとしていることも多いので気をつけねばと思う次第、どうか皆様もご用心を。