2016年10月24日月曜日

シーズン7の始まりはかくも辛く

なんとかこの日に間に合わせようときっちり見終わっていたウォーキング・デッドのシーズン6(2016年9月30日のブログ)、そして今日からシーズン7の放送が始まった。

私は午後9時の放送をFOXチャンネルで観ていた(「スカパー!」にFOXチャンネルを追加した)。

既にシーズン6の最終話でリック側の誰かが冷徹な敵対するグループのリーダーに殺害されるのは分かっていたが、分かっていても今日の展開は実に辛いものがあった。

ウォーキング・デッドが始まった当初の敵はウォーカー(ゾンビ)だったが、シリーズの回が進むに連れて徐々にそれは人間に置き換わってしまい後味の悪い怖さが尾を引くようになった、要するに本当に恐ろしいのはゾンビではなく生身の人なのだ。

一体これから話はどう進むのだろう、怖くて辛い展開が待っているのは分かっていても次と、また更にその次の成り行きを追おうとしている。

今日の展開、終わり際に皆が一堂に会しテーブルを囲んで楽しそうに食事をしているシーンが映った、誰もが清潔な装いで笑顔のそこでは殺害されたメンバーもいて楽しそうに笑っていた。

だが、悲しいかな、これは幻想なのだ。

現実は血みどろに汚れ傷だらけで心も疲弊している、明日への展望など何も無い、ただ生きるために歩き進んでいるだけである、まるで人肉を求めて彷徨うウォーカーたちのようではないか。

今日殺害されてしまった役は好きなキャラクターだった、もうこのドラマでお目にかかる機会があるとすれば何かの回想のシーンしかないだろう。

とはいえ、このドラマでそういった回想のシーンなど今まで登場したことはたぶん無かったような気がする。

だから、この先会えるのは何か他の作品かインスタグラムだけだろう、寂しいことである。