2015年8月1日土曜日

花火は腹で見る


以前にも何度か書いたことがあると思うが個人的に夏のピークと言えば大濠公園の花火大会である、これが終わると立秋の近さを感じるようになる。

今年の花火大会は土曜日と重なった、場所取りなどは一切せずに仲間数人で午後7時頃から出かけた、地下鉄大濠公園駅は凄い人の数で浴衣姿の女性も多かった、染めた髪にいろんな飾り付けで盛り上がったような髪型の子が何人もいて笑った。

大濠公園はカオスなほど人がいた、多いのはわかっていたのにギョッとするほどで仲間らと「手を繋いで行こうか」や「はぐれたら一生戻れない」などと冗談を言うほどなのである。

人が避けて通りそうな茂みの中を通ってデメテル像のあたりに立っていると濠に近い場所の人がポツポツとよそへ移動する、移動するとそこにぽっかり空いた場所ができるのでスッとそこへ入る、また空きができる→スッと入るの繰り返しで濠の縁まで移動、なんだ、早くから場所取りなどせずにこうやってほぼ最前列で見られるのか。

間近で見る花火は音が楽しい、見上げる首のだるさなどなんのその、腹に響いてくるのだ、空気が割れるほど響くのだ、間近で見る花火の醍醐味であろう。

こういった時に周囲を見回すのもまた楽しい、皆が揃って花火を見上げている、そういった人たちの表情を眺めるのが面白い、ブレ気味に1枚パチリ。

それにしても花火の画像を撮るのは難しい、何度やってもイソギンチャクかクラゲのようにしか撮れないのである、見た目通りに撮るにはいろいろと上達しないと無理なのだろう。

帰りは再び地下鉄にした、ぐったりとした感じの人が多い、週末なのでどこか余裕はあるものの、疲れたことだろう、私達もそうだった、疲れた(笑)。

途中下車は中州川端、馴染みの居酒屋で1時間半ほど過ごし帰宅、アルコールのせいもあって本格的に疲れた、生ぬるい水シャワーを浴びてエアコンのきいた部屋でゴロリと横になればいつの間にか眠ってしまっていた。