2017年10月21日土曜日

左斜め上

今日は仕事が終わってから私用で唐津まで行った、地下鉄天神駅から乗り、そのまま乗換なしの筑肥線で唐津まで、1時間10分程度で到着した。

天神駅ではドッと降りてくる乗客と入れ替わりに乗れば席にも空きがあったので余裕で座れた、通路を挟んで私の前にはどこから乗ってきたのかギリギリで40代か、いや、50代かという年代のスーツ姿の男性が座っていた、腕を組んでギュッと口を閉じ、首を少し前へ傾けるような感じで眠っていた。

時折イビキが聞こえる、ぐっすり眠っているのだ。

ところが、やや開いた股間はそうではない、起きていた、睡眠中の勃起である、左斜め上へまさにモッコリ、真正面に座っているので否応でも開いた股間に目が行ってしまう、いったいどこから天神駅までそんな状態だったのだろう、わはは。

それ以降は乗客の乗り降りは続いたものの、車内は混雑するわけでもなく、私のように中年男の股間に気付く人もそれほどいなかったのではと思う。

男性は周船寺駅あたりでふと目を覚まし、辺りを見回しどのあたりを走っているのかを把握しようとしていた、目的地の手前であることを認識し安堵していたように見えた。

男性が降りたのは筑前前原駅、もちろんその時点では目覚めた頭とは逆に股間は鎮まっていたようだが。

唐津での滞在時間は3時間ほど、久しぶり会う人とゆっくり旨いものを食ってのんびりしてきた、帰りもまた筑肥線だが来る時とは違って直通ではなく例の中年男性が降りた筑前前原駅で乗り換えでそこそこ人が多い、休日を福岡市で過ごそうという人たちなのだろう、九大学研都市駅で一層多くなり天神駅でドッと降りて行き、そして私は中洲川端駅で乗り換えて自宅最寄りの駅に着いた。

久しぶりに長時間電車に乗ったのだが車と違って楽なものである、事故を起こす心配もなく窓から外の景色を眺めて楽しみもできるし、居眠りだってできる。

超大型で非常に強いというSF映画の題材のような台風接近下、休日ではないがゆっくり過ごせたそんな週末の午後であった。