2011年7月1日金曜日

元物置部屋で寝る男


実家の物置部屋になっていた日当たりの悪い部屋を整理した、姉の古い雑誌や壊れて使いようのない扇風機やコイルの切れて音が鳴らないスピーカーなど「こんなものまで」と思う物の多くがごみと化した。

懐かしいものもあったりで整理作業は楽しかったけれど。

この部屋を整理する目的は私が寝るため、決して今の賃貸マンションを追い出されたわけではない、母親も高齢だし、姉が女2人だと心細いと思うことが最近あるらしいので実家に居る時間を長めにするためである。

最低でも週に2日は様子を見に行き、そのどちらかは深夜までか、いっそのこと朝まで居ようと思っている。

私が行かない日は時々でも姪が様子を見に来てくれるらしい。

その六畳間に置いてあった物のうち不要な物は明後日の回収となるよう手配も終えた、軽トラック1台で済んでしまう量である、処分費用は全て合わせて約2万円なり、高いのか安いのかはわからない。

なんとか部屋を空けて掃除も済んでネット通販で買っていた窓用のエアコンを取り付けました、本当はセパレートにしようかと思っていたのだが、室外機の設置場所の関係で断念。

室外機の後ろと前にそれぞれ最低限必要なスペースというものがあるらしい、あまり狭い場所に設置すると後々のメンテナンスも大変だという、なるほど、それはよく理解できる、室外機設置のために子供の頃から葉を繁らせている南天を切り捨てるつもりは無い。

窓用エアコンの運転音はそこそこ大きいだろうなと覚悟をしていたが予想通りに大きい、ついでに本体も大きい、取り付けは30分ほどで至極簡単、日本製で使わぬ時は窓をぴたりと閉められるのは良い、スイッチオンですぐに冷えるので音さえ気にしなければ問題なし。

そう、音は大きくともそれが不快なほど気にならないので問題ないのである、それよりも猛暑の季節の熱帯夜をうなされることなくぐっすり眠れるほうが重要、これならこんな物置部屋でも快適に過ごせそう。

いや、違う、「元」物置部屋だった。

先ほど少し書いたが、この窓用エアコンは冷風が出てくるまでの時間が素晴らしく早い、僅か数秒である、セパレート型のエアコンだと室外機のコンプレッサーが動き出して、冷却ガスが循環を始めて、準備が整ったところでいよいよ送風開始・・・となるのだけれど。

しかも六畳間だと寒いほど冷える、木造家屋の想定冷房空間として四畳半が記されていたが、購入時に参考にした口コミサイトの評価通りで充分過ぎるほど冷えるので冷房能力の点で問題は無い。

ところで最近、姉は家庭ごみの持ち出し日にごみ袋を提げて表に出てみると、暗い場所からよそのお宅を覗き込んでいる誰かを見かけたらしい、こちらに気付くと足早に去って行ったというから姉の言う女2人で居ることの心細さの原因になっているのかもしれない。

玄関にLEDの常夜灯を灯し、暗かった部屋にも明かりが灯って住人が1人増えれば、たとえそれが私が4人兄弟の末っ子であっても多少なりとも心強いのではなかろうか。