2018年11月14日水曜日

シェア否定派

休日の今日は夕方から友人と天神をぶらぶら、買うだ買わないだの目当ての品などない冷やかしで入る雑貨屋で目に留まるものを選り好みして暇な時間を楽しんだ。

「小腹がすいたね」と友人が言った、何か食べようと誘っているのだが、この友人の言う「小腹がすいた」は普通に腹が減っているレベルなので実際に食す量としてはおやつ程度には留まらない。

そこで入ったのが気軽に入れる手頃な価格の中華の店、注文した品が届くまで話しをしていると通路を挟んだ隣の席の若い女性が向かいに座る連れの男性の焼きビーフン(?)に箸を伸ばして摘んだのだった、「あ! 自分の食えよ」と男性が言うと「いいじゃん、ちょっと味見」と答えた。

ちなみに女性が食べていたのは担々麺のようなもの。

女性は男性の皿から摘んだものを口に入れてモグモグ、更にもう一度摘んでモグモグ、そこで「まあまあだね」との感想。

まあ、親しい2人なので構わないのであろうが、私には行儀の悪い行いにしか見えなかった、相手から勧められるか「少しいい?」と断ってからならまだしも、食べている最中の皿から無断で持っていくのは無作法だなのだ。

いつだったか安いイタリアンの店で兄弟のドリアにフォークを突き立てた女の子に母親が「それはお兄ちゃんのでしょ!」と手を掴んで止めたのを見たことがある、そう、そんな行儀の悪い行いは小さなうちから止めさせておかないと大人になっても平気でしていまいそうである。

それぞれが単品で注文したものはそれぞれで食すべし、皆で分け合う大皿は皆で食すべし、「そのくらいいいじゃない」と思う向きもあるだろうが、私はしない派である、シェア否定派だ。

食い意地が汚いと見苦しいのである。