2014年4月8日火曜日

色黒ずんぐり毛深い熊さん

昼に実家の玄関を開けたままで靴の手入れをしていると「ブーン」と左上から重そうな太い羽音がする。

春になると玄関の天井付近にある通風口から巣作りに入ってくるスズバチ(スズメバチではない)が帰ってきたのかと見上げてみれば似ても似つかぬずんぐりとした太い蜂がいました、大きな黒い目とオレンジ色の毛がアクセント、気は優しくて力持ちの「クマバチ」だった。

それは行儀の良いクマバチで、玄関の入り口で静止し羽音を響かせるだけで中には入って来ない、オヤジが靴磨きするのが面白くて見物していたのか、そこでホバリングしたままなのである。

2度ほど後退りするような感じで動いたかと思ったらそのままスッと飛び去って行った。
昼に実家の玄関を開けたままで靴の手入れをしていると「ブーン」と左上から重そうな太い羽音がする。

春になると玄関の天井付近にある通風口から巣作りに入ってくるスズバチ(スズメバチではない)が帰ってきたのかと見上げてみれば似ても似つかぬずんぐりとした太い蜂がいました、大きな黒い目とオレンジ色の毛がアクセント、気は優しくて力持ちの「クマバチ」だった。

それは行儀の良いクマバチで、玄関の入り口で静止し羽音を響かせるだけで中には入って来ない、オヤジが靴磨きするのが面白くて見物していたのか、そこでホバリングしたままなのである。

2度ほど後退りするような感じで動いたかと思ったらそのままスッと飛び去って行った。

見た目は大きくて怖いけれど、実はミツバチに劣らぬほど大人しく優しいのだ、ふいに寄って来るのはオスが別のオスに警戒しているせいで、縄張りに入ってきたオスではないと分かればすぐに立ち去る、滅多に人を刺したりもしない。

ちなみに刺すのは針を持ったメスだけ、オスは手のひらに乗せてもなにもしない、このハチは他の虫を襲って狩りをする狩りバチではなく、花の蜜を吸う蜜バチなのだ。

私はこのクマバチのオスを見るとよくアメリカのバイク乗りを連想してしまう、ずんぐりと肉付きのよい髭面の男がヘルメットを被りにサングラスを掛けてバイクに乗っている姿、あれなのだ(笑)。

春に蜜欲しさに花から花へと忙しいクマバチに遭遇しても、無碍に叩き落として殺したりしませんように。>皆様

・・・と、この日記を書いている現在、いつも夜に聞くFMラジオの番組の話題は偶然にもクマバチだった。

うちの実家にはハチが何種類かやって来る、常連は冒頭でも書いた通りのスズバチ、他は営巣場所でも探しているのかアシバガバチ、それに迷い込んでスズメバチ(危ないので叩き落す)。

クマバチがうちにやって来たのは今日が初めてのような気がする、このハチなら常連化してもらっても構わない、歓迎するのだが。