2014年11月14日金曜日

恥とごみは置き去りに

ひとつ下の階の住人が引っ越して行った、まだ若く、挨拶をしても決して返事をしなかった女性。

くわえタバコでエレベーターに乗ったり、ごみ出し日を守らなかったり、ベランダでホースの水をじゃぶじゃぶ掛けながら何か洗ったり(階下に水がボタボタ落ちる)でマンションの住人からの評判はすこぶる悪かった。

ある日突然の引っ越し作業は家族か友人であろう数人の男と軽トラックの往復で済ませたらしいとその女性と仲の悪かった隣の住人が言う、エレベーターがあるとはいってもタンスや冷蔵庫といった大きな物を運ぶのにはさぞ骨が折れたことだろうと思う。

それはよいのだが困ったことに非常階段の踊り場に不要品を置き去りにしたままだったのだ、紐で縛った古い雑誌を幾つかと、木製の組立式ラック、そして何に使うのか解らない長いプラスチックの棒が数本と手提げ袋に入った割れた食器、そして何を入れているのかわからないが重たいダンボール箱を2つ。

積まれた雑誌の上に「時間がなくて持って行けなせん、捨ててください、よろしくお願いします」と書かれた紙が貼ってあった・・・と、またもや例の隣の住人が教えてくれた。

よろしくお願いしますと言われても誰も代わりに処分などしない、親しかった人なら考えはするかもしれないけれど。

すぐさま管理会社に連絡し、元住人となったその女性に連絡・・・が取れないので保証人に連絡、市内の端に住むその保証人が渋々後始末をしにやって来たらしい。

別のお隣さんからコルク抜きの話を聞いた、元住人の女性はある日ワインのコルク栓を抜くのにお隣さんからコルク抜きを借りたそうだ、なかなか返しに来ないのでお隣さんが訪ねると返してくれたのだが「これ使いにくいですよ」と言われたとか。

「ありがとうございました」は無し。

ああ、そんな調子なら誰にも好かれないだろう、折角の美人さんが台無し、非常識でとんでもない人である、いったいどんな躾をされてきたのかとただ呆れるばかり。