2012年8月15日水曜日

隙間から秋

悪天候でもなく、搭乗予定の便はほぼ定刻通りの午前11時過ぎに札幌から遊びに来ていた友人を乗せて飛んで行った、毎度思う事ながら休日が過ぎ去ることのなんと早いことか、それが楽しければなお早い。

土産として買って行ったのは昔からある素朴な味のおかし「にわかせんぺい」、一緒に博多区吉塚の本社工場の直売所へ行って買ったものだ、同じ品は博多駅や福岡空港にもあるというのに、本社工場のそこで買いたいと言うのだ、わかる気もする。

文末以下に東雲堂のリンク先を貼ってある、辿った先にはCMギャラリーがあって、それこそ40年ほど前から続くCMもダウンロードで視聴可能となっているのでご興味があればどうぞ、できればロングバージョンである右端のを、ただし、サイズが20MByte弱あるのでご注意を。

それともうひとつの土産・・・というよりは自分用に買った品で「博多鋏」、職人技による手作りの品であることに強い魅力を感じたそうだ、素朴で飾り気のなさが良いと言っていた、とにかく面白い人だ。

このお盆期間中、例年になく福岡の街は人が多かったような気がする、特に博多駅とその周辺。

その喧騒も今日で収まる、もう少しだけ休日が続く人もいるけれど、明日から通常の生活に戻るという人は多い。

その友人もそう、僕もそう。

まだほんの子供だった頃はこの頃になると急に朝晩の気温が下がって、時に最低気温が20度を割り込むことすらあった福岡、そして博多も。

今は季節がズレたかのように暑さは長く続くけれど、注意してみると秋の気配は其処此処に見えている。

草勢著しい葛の穂に花が咲き始め、実家の日当たりの悪い側で巣を張っては壊しを繰り返していたオニグモが軒の下に卵嚢を産み付け、冬の星座までもが夜明け前の暗いうちから高くなっている。

素焼きの器の底から水が滲み出てくるような感じで、秋は些細な隙間から忍び寄る。

とはいえ昼間の暑さはまだまだ続くのだけれど。

残暑お見舞い申し上げます、体調崩されませんように。>皆様


リンク:「東雲堂 にわかせんぺい本舗」

リンク:「アクロス福岡 文化・観光情報『博多鋏』」