2009年11月15日日曜日

ダム2ヶ所


今日は5人でドライブ、西でも東でも、2時間ほどで戻って来れそうな行く先として選んだのは三瀬トンネルを抜けて佐賀県に入ったそのあたりまで。

だがその手前の曲淵ダムに寄り道した、福岡生まれで福岡育ちな参加者のうちの1人がここにダムがあるのを知らなかったのである、車内から見える「曲淵ダム」の標識に「うわあ、こんなところにあるのか!」と驚いていたので実際に行って見せようとしたのである。

そのダムがそこにあったのを知らなかったとは・・・こちらが驚いた。

車を停めて降りてみる、どこからか下ってくる風が強烈に冷たい、車の中が暖かだったせいもあるのかもしれないが凍てつくほど冷たいのである、吐息は白く皆が口々に「うわぁ、寒い!」と首を縮めて足早に駐車場へ戻って行く。

そんな寒さに負けなかったのはどこかの見知らぬ若い2人、寒そうに背中を丸めてそこで昼食、夏はたくさんの人が涼むその場所も、この時期だと体温奪われて長居すれば風邪をひきそう。

すっかり冷たくなった手を揉みながら車へ戻り、三瀬トンネルを抜けて佐賀県側へ。

古湯温泉の近くを通って2ヶ所目のダム=北山ダムへ、いつだったか紅葉がきれいだったので今日はどうかと寄ってみたらそうでもなかった、時期が紅葉には早かったようで、記憶色が派手だったので色づいてない今日は一際地味だった。

枯れ色で地味なのではなく、緑ばかりという意味で。

北山ダムの縁に寄り、上から覗き込めば水がかなり少ない、貯水率が表示されていて今日は貯水率34%らしい、これからの季節はたいして使わぬだろうけど、しばらくは雨の少ない時期なので、これで次の雨のシーズンまで足りるのだろうか。

・・・などと、水資源に乏しくすぐに水不足に陥る福岡市民としては少々心配ではある。

まあ、要らぬ心配なのだけど(笑)。

どこをどう通っているのかはナビ次第、福岡へ戻るその道の途中で新たなダム建設現場に差し掛かりました、工事内容を示すパネルに「嘉瀬川ダム」という文字を見つける。

名前も分らぬ巨大な重機類が何台も見えた。

この日は三瀬峠を挟んだ福岡県側と佐賀県側とでは天気がまるで違っていた、福岡県側は雲が多くて日差しもたまに差す程度だったのだが、峠を越えると晴れ間の方が多いのだ、季節風に吹かれて玄界灘からの低い雲が入る福岡県側と、山越えすれば雲も消えた佐賀県側の違いであろう。

帰りは三瀬峠は通らずに鳥栖側から福岡入り、途中で食事を済ませて帰って来たのだった。