2014年10月13日月曜日

高級な石鹸

部屋に友人が遊びにやって来た、事前に夕食を部屋で一緒に食べようと連絡が入っていた、用意はしなくていいとも言っていたのでテレビを見ながら待っていたら、デパートの地下で買った唐揚げとミニ弁当とざる豆腐、そして発泡酒の入った袋を手に提げてやって来た。

部屋に入れてみるとやたら顔がテカテカとしていて全体的にタバコ臭い、顔でも洗うかと訊けばシャワーを貸してくれと言う、仕事帰りの服装で洗えるものは全て洗濯機に放り込み、シャワーから出てくれば乾燥機が止まるまでは当座の間に合わせで私のを何でも着てもらった。

買ってきてくれたものを器に移すなり並べるなりしていたらスッキリしたとシャワーから戻ってきた、そこで一言「あの石鹸いいね」。

顔や頭の脂が一発で落ちたというのだ。

私はシャンプーやリンスといったものは使わない、お中元や業者からの試供品で貰った石鹸がたくさんあるのでそれを使って全身洗うのだ、もちろん坊主頭も。

今使っているのはお馴染みの牛のマークの赤箱、使えば手にも頭にも香りはそれなりに残る、が、友人は何も香らない。

不思議に思いつつ冷凍庫で冷やしておいたグラスを取り出して発泡酒をついでいた時にパッと気が付いた。

友人は風呂場に置いてある洗濯石鹸を使ったのだ、訊けば2種類あるけど隅に置いてあった使いかけで普通の石鹸と同じくらいの大きさになっていた洗濯用のを使ってしまったらしい。

洗濯石鹸だと気付かなかったのか、ああ、先に言っておけばよかった。

浴用のものとは違ってアルカリ助剤が入っているので脂汚れにはとことん強い、なるほど、それを使えばテカテカも一発で落ちてしまうはずだ、高級な石鹸の正体は1個120円くらいの洗濯石鹸なのだ。

あれは洗濯用のだったと言ったら「へえ〜」で終わった、ちゃんとすすいだということなのでそれで良し(笑)。

さて、そろそろ乾燥機も止まる頃だが、友人は空きっ腹に飲んだ発泡酒のせいで赤い顔で転寝しています。

自然に目が覚めるまでこのまま放っておこう。

2014年10月8日水曜日

次回は来年の春


しばらくぶりの皆既月食は、福岡からも晴れて乾いた夜空にはっきりと観測できた。

眼鏡越しに見た月はもっと微妙な色合いが楽しめたけれど、窓辺からコンデジで粘った成果はいまひとつ。

大きく撮りたいのでズームをかければブレて難しい、ベランダの手摺に両肘を固定して粘った何度目かでなんとなく程度に撮れた。

それでも今日の記録としてはこれでも充分なので良しとしておこう。