狭い空間や人ごみが苦手な人には拷問のような週末午後の天神地下街。
地下鉄天神駅からの南側へは特にそう、談笑しながら並んで歩く学生風の2人を他の通行人となるべくぶつからぬよう足早に追い越し、ショーウィンドー側に沿って前へ前へ。
その人ごみの中に紛れて曲がった先は三越の地階、目指す店は入ってすぐのジョアンというベーカリー、いつ行っても客(なぜかほとんど女性)が多い。
自分用と頼まれもののパンを幾つか買い、人の熱気でムッとした地階から地上へ出ようとエスカレーターに乗った、目の前にはご婦人と高校生くらいの娘さんらしき人。
・・・と、そのご婦人は自分のマスクを下へずらし、控えめにくしゃみを1回、そしてもう1回。
「えー、お母さんそれなんか違うー」と、やはり娘さんだった人が言う、そう、マスクの使い方は娘さんのほうがちゃんと理解しているようだった。
インフルエンザの流行りようも相変わらずで、そろそろピークを迎える頃だろうか。
街の中にはマスクをつけた人が多い、インフエンザの流行を弱める効果はかなり大きいらしい、ただし、それは正しく使えば・・・の話。
今やマスクも多種多様、ただ宣伝文句には懐疑的、本当にそこまで効果があるのか?
・・・と、「99%ブロック」などをつい疑ってしまう悪い癖(笑)。
個人的に効果がありそうだなと思っているのは濡れたシートを挟み込むタイプ、詳しい構造はわからないが濡れていると汚れをたくさん吸着してくれそう・・・な気がするのだけれど。
二酸化塩素を使う空間除菌なゲルというのもある、先発メーカーの品が品薄なせいか似たような後発メーカーの商品をドラッグストアで見かけた、だが、これについても懐疑的、徐々に塩素ガスが出てくるというのは臭そうだし体にも悪そう、うちでは使うことはないだろうなと思う。
結局、人ごみを避ける、部屋の換気をよくする、湿度をあげて暖かくするといった昔ながらの対処法が安心安全確実なのではなかろうか。