友人からCDの盤面にホコリが付いた時どうしているかと訊かれた、私の場合は・・・いや、ただ息を吹きかけて盤面を曇らせたらフリースのような専用の布で拭くだけである、それで終わり。
友人はCDケースから取り出してプレーヤーにセットしようとすると静電気で盤面にホコリが吸着されていることに気づくことがあるという、ケースから出した時点ではそうでもないのに、わずかプレーヤーにセットする間に吸い寄せられるのだと言う。
そういうものなのか、CDの中央の穴と縁に指を掛けてセットする間に何とも摩擦など起きないはずなのに静電気が発生しているというのは体の静電気がディスクに移って帯電させているのではないだろうか。
針先が溝をトレースするアナログレコードであれば盤面と針先との摩擦で静電気が盛大に発生するのだが、私は光で読み取るCDやDVDについてはあまり気にしたことはない、前述の通り布で拭き取るだけなのだ。
友人はCDに吸着されたホコリもろともプレーヤーの中に入れると中がホコリだらけになりそうで嫌だと言う、だが、オーディオ機器に限らず内部の熱を排出する目的で吸気と排気の構造が設計されていて外部から空気と一緒にホコリも吸い込んでしまうはずなのでCDに付いたホコリを心配するのはあまり意味がないのではと言った。
まあ、とにかく友人は静電気対策を知りたいのだろう、なので静電気除去ブラシを勧めた、他にもあるのだろうけれど私が知っているのはその程度だ。
これが静電気対策が重要となるアナログレコードとなれば話は別で、スプレーして拭き取るタイプのものやカーボン繊維を使ったシートやブラシ類、ピエゾ発電を応用したおもちゃの銃のような静電気除去気などいくらでもあった、そういったアクセサリー類の販売量と額はそれなりに大きかったようで当時は各メーカーが競ってオリジナル商品を売っていたというのに、デジタルになるとそんな面倒な手間がなくなるのと同時に手間を楽しむ機会も消えた。
CDで怖いのは傷だ、これは誰もが知っていることだろう、音が飛ぶし傷の程度によっては再生不可となる、私自身も福岡県西方沖地震の時に傷ついたCDやDVDで体験済みだ。
CDのホコリはハ〜ッと息で曇らせて拭くだけ、はい、終了。