衆議院議員通常選挙が終わった、台風の影響で開票が遅れていたぶんも今日片付いて、結果はおおかたの予想通り284議席を獲得し自民党圧勝で終わった。
チャンネルをあちこち切り替えながら、私は選挙番組を台風情報と交互にテレビで見ていた。
そこであらためていろいろ思うのは小池百合子氏が代表を務める希望の党の惨敗ぶりだ、確かに50議席を確保したが旧民進党からの引っ越し組の当選が大きいのである、その一方で希望の党の結党メンバーである若狭勝氏は落選だ、結局は旧民進党に軒を貸したら母屋を取られてしまったのだ。
都民ファースト、そして希望の党はこれからどうなるのだろう。
小池百合子氏には一頃の求心力も人気もなく有権者は冷めてしまった、支えてくれていた人々の心が離れ地盤に亀裂が入ってしまっている、もはや安泰ではないのだ、都知事になってからこれといった成果をあげていないし、その点を突いてろくに仕事をしていないとの批判も聞かれるようになった、まさに転落だ、ここから挽回するのは並大抵のことではないと思う。
今回の選挙戦で小池氏は旧民進党から誰も受け入れずに純粋に希望の党のメンバーだけで戦っていれば少しは違っていたのではないか、その上で自民党と歩調を合わせて頑張っていけばよかったのにと思う。
だが今となっては手遅れである、小池氏は党首討論で安倍氏に森友・加計問題を蒸し返したのだ、小池氏にすればそこを突いて自民党のイメージを落とせば自分たちが勝てるとでも思っての攻撃だったのかもしれぬがそうはならなかった、そもそも森友・加計問題について何ら違法性は存在しない、野党、そして結託したマスコミがさも悪事のように騒ぎ立て印象操作をしたに過ぎないと私は思っている。
その討論会の件があるので今さら自民党に擦り寄ることもできず、かといって今の希望の党は名前だけが自分のもので中身は別物だ、結党当時のポリシーが保てるわけもなく居場所はなかろう、さて、小池氏はこれからどうするのやら。
ところで、立憲民主党が野党第1党となったのを躍進だと表現するマスコミもあるが私はそうは思わない、民主党政権崩壊した時の選挙の議席数よりも今回のほうが少ないのだ、立憲民主党を応援している人には悪いが私には2つに割れた旧民進党の片方が55議席を確保したというだけで「躍進」だとは思わない。
個人的に注目したのは杉田水脈氏の当選である、反日勢力からの圧力は大きいかもしれぬが負けずに頑張って欲しいなと思う。
おっと、そうだ、これを忘れてはいけない、山尾志桜里氏の当選だ、これはもうびっくりの一言に尽きる。