2017年10月4日水曜日

満月は明後日なれど

今日は中秋の名月である、暗くなって空を見上げるとごく薄い雲がかかっていたのでくっきりとした月は見えなかった、それでも1枚パチリ。

だが、しばらくの後に再び見上げてみると雲は消えて晴れ渡っていた、予報では次第に雲が多くなるということだったのだが良いほうにズレてよかった、そこでスッキリと晴れた夜空の月をアップで1枚パチリ。

そのアップの画像を見てみると微妙に左側が翳っているのがわかる、きれいだが明るく丸い月とは少し違う、実は中秋の名月ではあっても満月は明後日なのだ。

今日が中秋の名月なのは暦の都合である、一方、明後日が満月なのは天文学の現実だ、まあ、いずれにせよ晴れていれば月が明るくてきれいなのは変わりはない。

私がまだ小学校に上がったばかりの頃の実家町内の子供会では私と同じくらいのごく幼い子供たちを集めて月で餅をつくウサギの塗り絵を描かされたのをよく覚えている、喜んで塗っていた子供もいたが、私は仲良しの子と一緒に「月にそんなものがいるわけがない」とシラケていたのだ、それでも塗り絵を完成させないと婦人会が作ったお土産の月見団子を貰えないので嫌々クレヨンで塗ってはいたが。

ちなみにその包み紙にもウサギの絵が描かれていた。

それから50年弱が経った今はデジカメで撮ろうと狙うばかりで団子のお供えなど一切ない、子供会でクレヨンで指先を汚しながらも一生懸命塗り絵を塗っていた子たちは私とほぼ同い年な50代となったはずの今はどうしているだろう。

テーブルの上にはグラスを置いていた、冷えたペプシを注ぎ入れていたのだが結露していないので手に持っても指は濡れない、真夏だとグラスの底に沿ってテーブルに結露した水が溜まるくらいだったというのに。

空気が乾いているので結露しないのだ、しかも気温そのものも低めで、乾燥しているので余計に涼しく感じる。

もう少し夜も更ければ肌寒いと感じるだろう、明日の朝はそこそこ冷えるらしく、福岡ではこの秋最も低い気温の朝になるかもしれない。

きれいな月は明るいが、今夜はベランダの窓を閉め切っておくことにする。