夕方、古い雑誌を手にコンビニへ行った、その雑誌の中の数ページをコピーしてくれないかと頼まれたのだった、あるミュージシャンについての考察を5ページに渡って書いたものである、私はファンではないので読み流していただけだったが、「そういえば古い雑誌にコラムが載っていた」とファンである友人と何気なく話した・・・いや、メッセージに書いてやりとりしたのがきっかけでコピーを頼まれたのだ。
雨が降りそうな空模様だったのでその薄い雑誌はちょうどよいA4サイズのクリアファイルに入れて持ち運んだ。
コンビニでコピー機の原稿カバーを開けてみると小さな物が置き去りにされたままだった、車の免許証だ、写っているのは女性だった、レジに行き店員に忘れ物だと告げ手渡した。
別のコンビニだが以前にも健康保険証が置いたままになっていたことがある、何かの用で身分証のコピーが必要だったのだろう、それにしても危ない話だ、そういったものを持ち去って悪用する輩もいるので気をつけねばならない。
コピー機に50円硬貨1枚を入れて雑誌の数ページをコピーした、釣り銭が戻ってきたので返却口から取り出してみると妙に多いのだ、A3サイズの用紙に雑誌の両開き2ページを1部とした合計3部をモノクロコピーしたので料金は30円、なのでお釣りは20円のはずだが60円あるのだ。
つまり、前の客が釣り銭の40円を忘れて行ったのだ、これもレジに忘れ物だと告げて手渡した、よほど急いでいたのかコピーしたものを手に慌てて帰って行ったのだろう、やれやれ、本当にうっかりさんだ。
私はコピーしたものを2つ折りにし持ってきた雑誌と共にクリアファイルに収めて帰ろう・・・としたところで隣の情報端末の下にブラステルカードが大量に置いてあるのを見付けた、おや、いつの間に・・・。
初めてブラステルのサービスを利用しようしていた頃(2015年4月21日のブログ)、あちこちのコンビニをいくら探しても1軒たりとも置いてなかったので公式サイトからアカウント取得とブラステルカードの発行を申し込んだというのに、今ではドーンと置いてあるではないか。
まあ、公式サイトから発行してもらうカードとは違って厚紙っぽさがあり一層チープだが。
記念に1枚貰ってきた、福岡市内も外国人が多くなったのでニーズが高まっているのか、片面は英語での説明、もう片面は日本語という構成だった。
店を出ようとしたところでレジの客側に杖がたてかけてあるのを見付けた、レジに客はいない、カウンターの内側で店員がごそごそしているだけだ、杖も忘れ物なのだろう、杖を指差して忘れ物があると店員に声を掛けて外へ出た。
帰り着くまでは雨は降らず、だが、どんよりと曇っていた、風が生暖かく蒸し暑い、明日の朝は鬱陶しい雨なのだ。