2015年4月21日火曜日

結局はブラステル

携帯電話の通話料は高い、ちょっと長話を繰り返しでもしようものなら請求金額にぎょっとする。

スマホを使用中のかたならきっとわかってもらえるはず。

そこでIP電話の出番、同じアプリ間なら無料・・・というものではなく、低廉な通話料が発生し、着信可能な電話番号を貰えるほうのサービス、これを利用し始めてそろそろ1年が経とうとしている。

だが、今に至るまでに解約したサービスが2つあるのだ。

最初に使ってみたのはフュージョンの「Smartalk」、着信通知や留守電など機能そのものは優れていたけれど、音声の遅延が酷くてまるでトランシーバーでの会話のようなやりとりでストレスが溜り解約してしまった。

アプリのプッシュ着信も(なぜだか)機能しなかったので常時立ちあげていないと着信できなかった=バッテリーが早く減るという点も痛かったし。

次に試したのはOCNの「050plus」、月額基本料金が300円ほどかかるのはまあ良しとして、音声がきれいで遅延はSmartalkよりは少なく自分の番号の下4桁を選べるのが良かった。

だが、肝心のアプリは専用のもの以外では使えず(数十秒で切れる)、その専用アプリも何故だかいつの間にか落ちている時があり気づかずにいるといつまでたっても電話を受けられないのだ。

「いつかけても繋がらない」と言われる始末でこれでは困る、さらにはプッシュ対応ではなくバッテリーの減りも意外と早かったので解約。

行き着いたのはブラステル、聞いたこともない会社なので怪しく思っていたが、料金がコンビニやカード払いによるプリペイドなのが良い、留守電や着信通知が無い点など機能面では劣るものの、アプリが勝手に落ちたりせず、プッシュも100%成功するのでちゃんと使えている。

なにより遅延が少ないのだ(ないわけではない、支障なく会話ができるレベル)、これならストレスなく会話ができる。

また、専用アプリでなくても使用できるのも良い、CsipsimpleやZoiperといったSIPアプリで問題なく使える、ひとつ書いておくと、サーバー情報の設定で、

softphone.spc.brastel.ne.jp

とすると認証ができない場合もあったりする、その時は、

softphone.spc.brastel.ne.jp:5060

で試してみてはいかがだろうか。

SIPアダプタを使えば普通の電話機を接続して据え置き型の電話として使えるのもユニーク、番号はスマホと同じ物を割り当て、驚くことに相手からかかってくればスマホと据え置き型の両方で着信音が鳴るという。

通話はあくまで先に受話器をあげたほう(スマホなら通話ボタンを押す)らしいが。

それと0120で始まるフリーダイヤルの多くにかけられるのも優れている、今のところ0120で使えなかったのはアクサダイレクトとOCNのカスタマー。

正直どこも一長一短な感じではあるが、自分に合ったものを見つけることができて良かった、おかげで毎月の通話料は400円ほど。

コスパは携帯の時とは比べるまでもない。



(2016年11月2日追記)

ブラステル+Csipsimpleの詳細な設定について関連記事を

設定の詳細」(2016年10月12日のブログ

・・・としてアップ済みで、さらにCsipsimpleを使っての簡易着信拒否とフュージョンのIP電話サービス「Smartalk」を利用したブラステルでの擬似留守番電話付加について関連記事をそれぞれ、

Csipsimpleで簡易着信拒否」(2016年10月28日のブログ
ブラステルで擬似留守番電話」(2016年10月31日のブログ

・・・としてアップしています。



(2017年10月16日追記)

ブラステルとPC(Linux)にLinphoneをインストールし使った記事を


・・・としてアップしているのでご興味があればどうぞ。>皆様



(2018年1月3日追記)

ブラステルのGSMとPCMUの各音質、そして参考までにSmartalkの音質とも比べてみた記事を

ブラステルの音質」(2018年1月3日のブログ

・・・としてアップしているのでご興味があればどうぞ。>皆様